クリニックブログ

2022年2月22日
MFT(口腔筋機能療法)

こんにちは。歯科衛生士の小松です。

昨年M F T(口腔筋機能療法)のセミナーを5回にわたり受講させていただき、お口の健康アドバイザーに認定していただきました!

今回はM F Tとは何かについて少しお伝えできればと思います。

まずM F T(口腔筋機能療法)とは、

Myo(筋)の『M』

Functional(機能)の『F』

Therapy(療法)の『T』

で『M F T』と略されています。

このM F Tは、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、姿勢などの改善を目的とし、お口の周りの筋肉(口唇、頬、舌)が強すぎる場合にはリラックスさせ、弱すぎる場合には正しく機能できるように筋肉のバランスを整えるトレーニングです。

突然ですが、今これを読んでいる皆さんの舌の先はどこにありますか?

①  上あごにくっついている

②  上の前歯に触れている

③  下の前歯に触れている

④  上下の前歯の間にある

⑤  どこにも触れていない

正解は①の『上あごにくっついている』です。

こう聞かれるとそんなこと意識したことがないという方が多いかと思いますが、実はこの舌の位置というのがとても重要なんです!

図1.png

舌の力はとても強いので、正しい位置に収まっていないと様々な問題引き起こします。

例えば常に上の前歯の裏に触れている場合、唇や頬の筋肉が弱いと歯が前に押し出されて出っ歯になります。

また舌先が上下の前歯の間にある人は、奥歯は噛んでいるのに前歯は噛めない開咬(かいこう)という状態を引き起こし、前歯で物を噛み切ることが難しくなります。

図1.jpg2.jpgのサムネイル画像

他にも

•口呼吸が習慣化することでお口の中が乾燥し、細菌が繁殖して口臭の原因となったり、

虫歯や歯周病が進行しやすくなる

•発音、滑舌が悪い

•いびきや歯ぎしりをする

•お顔のたるみ、二重アゴ

など、舌の位置が正しくないと、様々な見た目や健康上の問題が引き起こされてしまいます。

この舌の位置は筋肉が衰えていると下がってきてしまうので、しっかりとトレーニングすれば正しい位置に戻すことができます!

また舌は姿勢とも関係があり、猫背や前かがみだと舌は重力で下前方へ下がってしまうので、普段の姿勢にも注意が必要です。

トレーニング期間は患者様によって異なりますが、長年の癖を改善していかなければいけないため、早くても半年、長ければ2年ほどかけて行っていきます。歯科医院でのトレーニングだけではなく、ご家庭でのトレーニングがとても大切です。

 

まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、長くなってしまいそうなので、今回は舌の位置の大切さを中心に書かせていただきました。

お口の健康アドバイザーとして皆さんにお伝えできることはどんどん発信していきたいと思っているので、少しでも興味のある方はぜひお声がけください。

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