勉強会レポート

2018年6月16日
プラークコントロール1Dayコース

こんにちは!歯科衛生士の渡邉です。
今年も、はや半年が過ぎようとしていますね。時の早さを感じるこの頃です。

さて、2017年11月に「プラークコントロール1Dayコース」のセミナーに参加してきました。講師は、歯科衛生士の浦野直子さんです。30年のキャリアがあり、今も現役です。
セミナーの名前の「プラークコントロール」とは、よく歯科医院で言われると思いますが、「むし歯や歯周病などを毎日の歯磨きで予防しましょう。」ということです。そのためには歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの器具を使用して歯垢(細菌の塊。1㎎あたり約2~3億個の菌がいます。)の量を減らす必要があります。
興味がある方はこの先も読んでみて下さい。

むし歯は酸によって歯が溶かされる、歯が溶かされて穴が開いてしまうという病気です。
口の中には酸を作る細菌がいて、その細菌は口の中に糖が入ってきたときに酸を作ります。
糖には、お菓子などに含まれる砂糖、果物などに含まれる果糖、乳製品に含まれる乳糖、お米やパン、麺類などに含まれるデンプンがあげられます。
つまり、食事や間食のたびに口の中には糖が取り込まれ、その糖から酸が作られて、口の中は、むし歯ができる環境になるということです。できるだけダラダラ食べるのはやめて、時間を決めた食事が必要です。あめも糖が入っているので、舐めている間はずっと歯が溶かされているんです。
むし歯の原因は、歯を溶かす酸を作る細菌です。
むし歯を予防する方法は、大きく分けると3つあります。
①酸を作る細菌を歯の周りから歯磨きで取り除く。
②酸の原料による糖のとり方を見直す
③フッ素を使う

歯周病は、歯の周りにある組織に起こる病気です。
歯の周りには歯ぐき、歯ぐきの下には歯を支えている骨があります。
歯周病になると、まず歯ぐきに炎症がおこります。炎症というのは、歯ぐきが赤くなって腫れていたり、歯磨きなどで出血しやすくなっている状態です。
歯ぐきに炎症が起こった状態が続くと、歯ぐきの下にある歯を支えている骨が壊されて無くなっていきます。歯周病が進行して骨がなくなると、歯は支えを失うので抜けてしまいます。痛みがなく進行します。
歯周病の原因は歯垢の中の細菌です。歯垢とは、細菌が固まって歯にくっついたものです。
歯医者だけでの歯の掃除では、2ヶ月で元に戻ってしまうという結果があります。
歯磨きができていない場合は、数週間で戻ります。

病気は原因があっての結果なので、むし歯・歯周病の予防にはまず原因である細菌を取り除く歯磨きが必要です。

お子さんの場合、歯が生えてから3、4年生まで仕上げ磨きが必要です。まずは、年齢に応じてむし歯になりやすい所を磨きます。歯磨きプラス1日1回、就寝前にフロスも使用することが理想的。と小児歯科学会でも言われています。

仕上げ磨きの方法
2歳までは上の前歯表側と、奥歯のかみ合わせの仕上げ磨き。
3,4歳は上の前歯表側と、奥歯のかみ合わせに加えて、歯と歯の間にデンタルフロスを使う。
小学生低学年では、大人の歯が生えてきます。前歯が抜け替わり、子供の歯の奥歯のさらに奥、前から数えて6番目の歯が生えてきます。仕上げ磨きの順番は、6番目の歯→子供の歯の奥歯→上の前歯です。デンタルフロスは継続して使用する。

子供のむし歯は、12歳頃から増える傾向があります。その前に正しい磨き方を習慣化することが大切です。あさひクリニック歯科では、4歳から歯磨き指導をしていますのでご希望のかたは是非お問い合わせ下さい!

2018年6月10日
学会参加

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こんにちは。

2018年6月1−2日に、日本歯周病学会の学術大会(学会)に参加して参りました。

今回のテーマは、「歯周病治療がもたらすQOLの向上」です。

ポスター発表や企業展示、公演やシンポジウムの内容は、歯周再生療法の内容がたくさんありました。特にポスター発表では、各先生方の治療が紹介されていて、自分がやる時の参考になるものがありました。

イタリアミラノ大学の、ラスペリーニ先生の講義でも、再生治療の話がありました。具体的な症例と手術の手技から長期経過までを紹介していただきました。歯周初期治療をしたあと、再評価まで9ヶ月くらい経過を見る必要があるというのが勉強になりました。もしかしたら、そのことで抜歯を避けられることが出てくるかもしれません。

企業展示では、時々患者様からお問い合わせがある、口腔乾燥症(ドライマウス)のかたが使うジェルを試してみました。私自身ドライマウスの症状がありますので、探していたところです。たいていの商品が、「使用すると口の中が気持ち悪い」と言われています。今回、私もひとつ試供品で試させていただいたのですが・・・やはり口の中に味のする人工物が入っている違和感が気になってしまい、すぐにうがいをして流してしまいました。何か快適なものがあるといいなと思います。また探してみます。

二日間の学会翌日、6月3日には、ラスペリーニ先生によるハンズオンセミナーがありました。ハンズオンとは実際に手術の実習を行うセミナーです。実習で治療はできないので、豚の顎骨を使って練習します。

通常のエムドゲインを使った再生療法、GTR、CAF(歯茎が下がった時に行う手術)、そして様々な種類の縫合の練習もしました。

ラスペリーニ先生のお話を聞くのもこれで3回目でしたので、だいぶ理解してきたと思っています。

さて、さらに翌日ですが、この日はスタディーグループでラスペリーニ先生を囲んだ懇親会がありました。ラスペリーニ先生は12歳からギターをやられていたとのことで、診療室にもギターが10台置いてあります。そして、ロックがお好きだとのことで、ハードロックの生演奏が聞けるカフェで開かれました。

生演奏はボーカルの方が交代でいろいろと演奏してくれるのですが、どの方もとてもクオリティが高く、バックのバンドの方もスーパープロでした。私は普段サザンばかり聞いているので、ハードロックにはあまり縁がなかったのですが、それでもプロの音楽はとても楽しめました。ここのお店はまた行きたいと思います。

2018年4月30日
4月の勉強会

4月は2種類のインプラントセミナーに参加しました。

4月7−8日、SPSインプラントセミナーでした。これは4回コースで、今回は3回目です。

インプラントは骨に埋めるので、十分な骨が無いと、埋めることが出来ません。

そこで、骨が無い場合は骨を増やす手術をします。以前はたくさん骨を増やす場合、自家骨といってご自分のどこか(通常は腰)から丈夫な骨を採取して、それを顎に移植するという治療がなされていました。

現在は骨補填材として、Bio-Ossというウシ由来の骨の材料を使用します。そうすることによって、水平的にも垂直的にも骨を増やすことができ、「インプラントを入れられない」という部分は大幅に減少します。

今回のセミナーはアドバンスコースなので、大幅に骨が不足している場合にどうすればよいか、その方法の講演と実習でした。

実習では、実際にブタの下顎を使い、骨の欠損を人工的に作って、そこにBio-Ossを入れるという治療をしました。

一回のセミナーは二日間なので、土日での参加です。土曜日の夜にはいつも通りの懇親会がありました。

懇親会は、楽しむだけではなく、普段の臨床の話や4月に行われた保険改訂についての話など、内容はとても充実していました。

 

4月15日には、「即時荷重研究会」の勉強会がありました。即時荷重とは、インプラントの埋入の仕方のひとつです。インプラントには、2回法、1回法、そして即時荷重法の、大きく分けて3通りが有ります。

1回法、2回法のどちらも、抜歯をした時に出来た穴の治りを待ってからインプラントを埋入します。

そのうち2回法は、まず骨の中に埋入し、歯茎の中に埋めた状態で治りを待つ方法です。治癒が完了したら、もう一度簡単な手術を行い、歯茎の上に土台などが出るようになります。

1回法は、骨の中に埋入した時に、土台まで上に出ている状態になります。いずれも安全な方法で、成功率はとても良いのですが、治療の回数と、「治り待ち」の期間がかかるのが欠点です。

一方即時荷重の場合は、抜歯した穴にインプラントをそのまま埋入します。そして、埋入するだけでなく、土台を入れて仮歯を装着するところまでいきます。そのため、歯を脱いたその日に見た目の回復が出来るだけでなく、同時に噛めるようにもなるので、一度にいろいろな事が解決してしまいます。ただし、それで終わりではなく、最初は仮の状態なので、その後最終的な補綴物(被せ)を入れるまでに、何回かかかります。そして、この方法の欠点は、埋入の時に2倍くらいの時間がかかることです。

現在、最も安全な2回法を取り入れていますが、いずれ即時荷重の導入も検討しようと考えています。

2017年12月25日
2017年11月12月セミナー参加のご報告

2017年11月、12月の院長セミナー参加のご報告をいたします。

 

①    11月25日(土)、あさひ歯科勤務医の清水と一緒に、水道橋勉強会に参加しました。

水道橋勉強会というのは、その名の通り水道橋にある東京歯科大学が会場になっています。月に一回の土曜日夕方から開催されるので、診療の関係でなかなか行けません。が、今回は前々から計画して、参加させていただきました。

最新の論文の抄読会と、症例発表が行われます。今回のテーマは歯肉の移植でした。歯茎が大幅に痩せてしまい、強い知覚過敏の症状が出てしまったり、審美的(見た目)な問題が気になってしまったりする場合に、別のところから歯茎を持ってくるという移植が行われます。移植を安全、効果的かつ効果的に行うための、過去のデータや最新情報までの内容でした。将来的には、移植しなくても人工?材料などで代用出来るようになる方向ではないかと思います。

症例発表では、前歯の審美性(見た目)を気にされれている患者様の治療を何例か症例していただいたのですが、ため息が出るくらいの美しい仕上がりばかりで、お手本にしなければならないと思いました。

2018年は、引き続き何度か水道橋勉強会に参加させていただきますので、診療が不規則になるかと思います。ご理解ご協力をよろしくお願い致します。

②    11月23日(祝)は、CGF/AFGのセミナーがありました。CGFとは、採血された自分の血液を遠心分離にかけるとゲル状になるので、それを抜歯した穴に入れると骨の治りが良かったり、外科手術をした時に使うと治癒が良かったりするものです。歯科医院で採血するには国への申請が必要なので、実際に使用するのは少し後になるかと思いますが、現在手続きを進行中です。

③    12月3日(日)、EPICのContinuing meeteingが開催されました。これは、EPICという歯周病のセミナーの講師の先生が中心になって、1年に1回開催されます。こちらは、当院の齋藤、清水とともに三人で参加してきました。

内容は朝から夜まで盛りだくさんでした。今年の臨床歯周病学会、アメリカ歯周病学会、台湾歯周病学会の開催報告では、最新の情報を教えていただきました。インプラントやその被せをどう作るか、どう審美的に仕上げるか、という内容でした。歯内療法の専門医の先生からは、「歯根吸収」についての講演がありました。最近は、あさひ歯科でも外傷(ぶつけた、ころんだなど)の受診がとても多いので、歯根吸収については注意深く観察しなければなりません。

その他、最新の再生療法で、あさひ歯科でも取り入れている「リグロス」について、院内の滅菌、消毒について、歯科用マイクロスコープ(顕微鏡)についてなどなどの講演がありました。

2017年11月25日
新人育成セミナー

こんにちは、DAの山田です。

あさひクリニック歯科に入社し、歯科医院に初めて勤めた私に、院長から新人育成セミナーへの参加のお話がありました。

とはいえ、新人育成セミナーって何?
そもそも何をするんだろう?
最初は訳もわからず不安でしたが、やってみよう精神で参加を決意しました。

7月8月9月10月の月一回。
トータル4回の参加を経て、その都度読書感想文・その月のお題のレポート・実践事例を1人10個の宿題を提出します。

第一回目、私はまず人数の多さにビックリし、色々な所から来ているスタッフさんたちで東京会場は賑わっていました。
そして、同じ医院のスタッフ同士とはなるべく離れて座るという人見知りの私にはとても過酷な場所に戸惑いながらもこれも試練!と、コミュニケーションをとりながらセミナーを受けました。
実際に話してみると自分と同じような悩みを持ったスタッフやとても前向きに取り組んでいるスタッフ、様々なスタッフに出会い、なにより他院を知ることが出来、良い面も悪い面も気付くことがたくさんありました。

また、課題の提出が評価されると次回宿題のテキストに掲載されます。
もちろん、パソコンが苦手な私ですがこれを機にパソコンを購入し、スタッフに教えてもらいながら少しずつ上達していきました。
医院のために、自分のために、何をしたらもっと良くなるんだろう?と考えることが日常的に増えたので、自分の出来る範囲で課題に取り組むことが出来ました。
そしてそのテキストで、他院のスタッフの努力や真似すべき点を学べることがたくさんあったので、今後当院に生かしていきたいと思いました。

4回のセミナーの中で毎度ゲスト講師さんのお話があります。
内容はそれぞれの経験をもとに、歯科医院で働くスタッフにおいて、仕事をしていくうえで必要なことを約1時間お話ししていだだけます。
実際に今の自分たちの悩みを経験したゲスト講師さんたちだからこそ話せる内容に共感と、こうしてみよう!と毎回聞き入っていました。
私が感じたこと、共感したことは、前向きな気持ちと素直さでした。

前向きな気持ちやプラス言葉は自分自身のモチベーションを上げることが出来るのと同じように周りのスタッフにも良い影響を与えられます。それが医院の雰囲気にも繋がりそれが患者様にも伝わるとても大事なことだと思いました。
前向き発信を意識づけ、あさひクリニック歯科が良い雰囲気でいられるよう心がけていきたいと思います。

そして、院長や先輩からのアドバイスを素直に聞き入れられるスタッフになることで良い関係を築けて信頼に繋がります。仕事間で信頼があれば困ってる時助け合いが生まれ、みんながみんなを協力し合える環境になると思うので、頼まれたことや言われたことを素直に聞き入れられるスタッフを心がけていきたいと思います。

院長が求めている医院、スタッフになれるよう、今回セミナーで学んだことを取り入れて日々精進していきたいです
気になるセミナーや自分への投資をこれからはしていきたいなと思います。

2017年9月 3日
顎顔面矯正セミナーin名古屋

こんにちは。塩野谷です。

先日、8/25-8/26ですが、名古屋に行ってきました。

 

名古屋はリニアの停車駅になるので、鉄道リニア館があります。以前に行ったことがあるのですが、駅の至る所にポスターが貼ってありますので、また行きたくなるところを我慢して、顎顔面矯正のセミナーに参加してきました。

2年前に同じセミナーを受講してからこれで2回目、再受講でした。

 

2年前の当時、歯並びが悪くて矯正が必要になってしまった方をどのように治していくか、ということに一生懸命だったように思います。今回は再受講だけに、大筋は頭に入っていますから、内容はとてもわかり易かったです。

しかし、あらたな発見もありました。新たな発見というよりは、同じ内容のはずなのに、違った角度から捉えることが出来た感じかもしれません。

 

違った角度というのは、なるべく治療が必要にならないようにすることの重要性です。生まれたばかりの赤ちゃんの哺乳、離乳食、卒乳の各ステージで、注意しなければならないことがあるということがわかりました。

さらに、幼児期の食生活、生活習慣、姿勢や嗜好も関係してきます。そして、食べ方によって、顎の成長の具合や歯並び、喘息、アレルギーなどを予測することができます。

 

ここですべてをご紹介することは、ページの関係で難しいですが、ひとつ情報をご提供いたします。

 

まず、本来あかちゃんのおっぱいはできるだけ母乳が良いです。栄養的なお話はここでは置いておきますが、矯正的には「飲む」という動作が問題になってきます。おっぱいを吸う時には、唇、舌、歯ぐきがそれぞれ動きます。周囲の筋肉も使います。そこから顎の発達や噛む力につながっていきます。しかし、哺乳瓶では吸うことさえできれば飲めてしまうのです。

哺乳瓶でミルクをあげる場合は、おっぱいを飲む場合に近い運動が出来るニプル(
哺乳瓶の先)を選ぶことが大切です。オススメなのは、大塚製薬から出ている「ビーンスターク(BeanStalk)」という哺乳瓶だそうです。大塚製薬のホームページにも紹介されていますので、御覧ください。

http://www.otsuka.co.jp/bst/column/02/

 

ちなみに、おしゃぶりは上顎の成長を弱めてしまうので、やめたほうが良いです。そして、6ヶ月未満で離乳させてしまうと、おしゃぶりに移行し易いので注意が必要です。上顎の成長が弱いと、歯並びやかみ合わせに大きく影響します。さらに、1歳を大幅にすぎてからの離乳もよくありません。

ベビーフードもなるべく避けましょう。赤ちゃんは、24ヶ月(2歳まで)かけて、噛む&飲む力を獲得します。しかしその時期に、あまり噛まなくて良い食材を使ってしまうと、噛む力が育ちません。食べ物も、すりつぶすのではなく、細かくしてあげるのがポイントです。

 

さて、今回は再受講でしたので、強制的に席が後ろの方になってしまいました。

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それでもサブのスクリーンがありましたので、良く見えました。そして、お隣に座った兵庫県の先生にもいろいろと情報をいただきました。参考にしていきたいと思います。

次回は9月23日--24日に名古屋の予定です。名古屋駅周辺は、どんどん変わっていくのもまた楽しみです。

 

2017年8月22日
再生療法リグロスの話

2017年8月6日、徳島大学歯学部関東支部会がありました。

関東圏に住んでいる先生限定の、徳島大学歯学部のOB会です。毎年8月の第一日曜日に、学士会館で開催しています。

支部会の総会を行ったあと、毎回徳島から講師の先生をお呼びして、講演会を開催します。今年は歯周病学講座から、二宮雅美が来てくださいました。

内容は歯周再生療法の「リグロス」についてでした。

 

歯周病の基本から、手術症例、そしてリグロスの症例をご紹介いただきました。特にリグロスを使用した歯のリエントリーで骨がモリモリ出来ているのには感激してしまいました。

 

エムドゲインと比べた時にリグロスのメリットは、ブタではなくてヒト由来だということと、保険が適応されたということです。薬として認可されたので、薬価が設定され、保険請求することになります。

そして、細胞を活性化するので、治りも早いとのことでした。

 

再生療法は、患者さんに説明をしても、価格がネックになってしまう事が多いです。今回、その点が改善されたというのは、患者さんにとってはとてもメリットだと思いました。早速取り入れるために業者さんとやり取りをしています。

 

さて、リグロスはですが、2001年に治験が開始されました。実は私の大学卒業、そして歯周病科に入ったのも2001年。大学で治験を始めた時の事を、とても良く覚えています。その時は、まだ大学を卒業したてでしたが、きっと初心者なりに、再生療法にとても興味があったのだと思います。当時はまだ商品になっていなかったので、そのまま「FGF」と呼んでいました。

 

医局では、治験に該当する患者さんをピックアップしていました。

私の患者さんにも協力してもらった記憶があります。

ダブルブラインドテストなので、患者さんに当たった薬剤がFGFだったのか、プラセボだったのか、知る由もありません。しかも、経過を追えないうちに退職してしまったので、患者さんは別のドクターに引き継ぐことになったので、なおさらです。

 

あのころの治験がやっと実を結び、商品になったと思うと、たいして関わったわけでもないのに、なんだか感動してしまいます。こうやって世に出ていくのだなあと思います。それなりに時間がかかってしまったのには理由があるそうで、エムドゲインとの有意差がネックになっていたようです。

 

ところで、二宮先生は、私が歯周病科に在籍していた時の大先輩です。当時から外科症例といったら二宮先生でした。再植やエムドゲイン、GTRをたくさんされていて、私も何度もアシストにつかせていただきました。私が大学を出て10年以上が立ちますが、二宮先生は全くお変わり無く、相変わらず素晴らしい症例もたくさん見せてくださいました。

ちなみに、久しぶりの二宮先生との再会に、「当時から男っぽかった」と言われました!いつからこんなキャラなのでしょう??

 

今回も、科の先生に再生療法の講演のお願いをしたら、それなら二宮先生、とすぐに決まりました。

当日も大盛況でして、講演会のあとの懇親会も盛り上がり、二宮先生がお帰りになったあとでも、今日の話は楽しかったと言い合っていたくらいでした。

 

写真は、二宮先生を囲んで、撮らせていただきました。私と二宮先生は当時の2保存、そしてもうひとりは、同期で1保存です。懐かしの保存科で集合してみました。

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大学がだいぶ様変わりした様子も講義の中で紹介していただいたので、変貌を遂げた大学を見に、徳島に行きたいなと思ったのでした。

もし、これをお読みの関東近郊の徳島大学出身の先生がいらっしゃったら、来年の関東支部にどうぞ起こしください。来年も8月の第一日曜日、神保町の学士会館で予定しております。詳しくはこちらまで。

 

あさひクリニック歯科

塩野谷 明美

043-433-8211

 

2017年7月31日
医院見学で八戸へ

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こんにちは。塩野谷です。

7月12日に、八戸の「根城よしだ歯科」の医院見学に行ってきました。

実は、昨年に続き2回目です。それだけ学ぶことが多い医院さんです。私達の医院の何歩も先を行っています。

昨年は、見学したことを参考にして、あさひ歯科でも別室で託児のサービスを始めました。ですので、託児はこの根城よしだ歯科さんのおかげです!

治療方針のカウンセリングも、昨年参考にさせていただいて、大幅にリニューアルしました。

 

さて、今年もまたたくさん勉強してきたのですが、一番印象に残ったことは、

たくさんの患者様が来院されているにもかかわらず、受付が混雑していないということです。

そのための、予約のシステムなどもスムーズで、今後参考になりそうだと思いました。

ここの衛生士さん、ドクターも勉強熱心で、普段からたくさんのセミナーに参加している様子をフェイスブックで拝見します。

それが活かされている予防のシステムも素晴らしかったです。

 

余談ですが、お昼に太平洋を望む絶景のお見せでうに丼をご馳走になりました。ムラサキウニとバフンウニのコラボ、そして海鮮の出汁が香るお味噌汁も、絶品で、さらに来年も行きたくなりました!

2017年7月26日
リッツカールトン大阪

こんにちは。DAの山田です。

先日、スタッフで医院旅行に行った際にリッツ・カールトン大阪に宿泊しました。
そこで私自身が学んだことを書いてみたいと思います

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まず、リッツ・カールトンに宿泊が決まりホテル内で食事をするため予約の電話をしました。
普段リッツ・カールトンの接客を受けたことない私にとっては電話応対の丁寧さに驚きました。
まずコースメニューの中に苦手な物があった私はそれを伝えたところ親切に細かく説明して下さりこれなら大丈夫なのか、こういったものが入っているなどよとてもわかりやすくそして細かく説明してくださり凄く感動しました。
もちろん、到着してからも再度確認をしていたところも徹底されているなと感じました。

レストランについて早々トイレに行こうとしていると〇〇様どうされましたか?と名前と顔をすぐ憶えてくださったのか声をかけてくださいました。それもさっきほんの少ししか顔を合わせていないのに驚きました。そして私をトイレの場所まで口答ではなく丁寧に案内していただきました。これまた丁寧で親切にしてくださり感動しました。

レストランはこんな感じの雰囲気でとてもおしゃれでした。

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コース料理だったんですが、飲み物食べ物全体的にこちらから呼ばなくても向こうから絶妙のタイミングで伺ってくださいました。気遣い、気配りがとても勉強になりました。おいしい食事とおもてなしだったのか私はお嬢様になった気分で素晴らしい時間でした。食事したあとはすごくいい気分でした!!!

レストランも歯医者でも気遣い、気配りというのは本当に大事なんだと気づかされました。

私は助手です。技術も知識もみんなよりないけれど気遣いや気配りはみんなより少しはできるんじゃないか、、顔と名前をすぐに覚え困っていたら名前を呼んで気遣いもできるんじゃないか、、自分にできることを少しづつやっていこうと思いました。

最高のおもてなしをありがとうございました。

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2017年5月21日
イタリア研修旅行

こんにちは。塩野谷です。

遅くなりましたが、先日お休みを頂きまして、イタリア研修旅行に行った際の

ご報告をいたします。

メインの行き先はフィレンツェ、そこでご開業のコルテリーニ先生のレクチャーを受けました。

再生療法の講義で、1本の歯を残すということに情熱とこだわりがあり、それが

とても伝わってきました。

歴史的、かつ理論的な裏付けもあり、そしてご自身の長期症例もたくさんあり、大変

説得力がありました。

そして、講義の通りの手技で行われる手術の美しさは忘れられません。

さらに感動したのは、

ペリオチャートやプラークチャートのレベルを、先生とDHさんとで全く同じになるように

トレーニングされているという点です。

二日間にわたった講義ですが、二日目は先生のオペをモニターで見学させていただきました。

無駄の無い動きと美しい手技、そしてこの時も、DHさんのアシストの素晴らしさも際立っていました。

帰国してからノートを整理し、見せていただいたスライドやオペの記録を復習しています。

患者様のために活かせるようにがんばります。

将来的には、ドクターみんなで研修に参加できるようになりたいと思っています。

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