クリニックブログ

2021年5月25日
りっぷるくん

こんにちは。歯科衛生士の渡邉です。

 

突然ですが、

お子様のお口がポカ~ンと開いているのが気になることは

ありませんか?

 

お口ポカンは予防することができます。

お口ポカンとは、専門的な言葉でいうと「口唇閉鎖不全症」と言います。

早期に改善すれば小児の健全な発育と、将来のメタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の予防に繋がります。

 

原因は口の筋肉(口輪筋)が弱いことが多く、その他に歯並びの悪さ、舌の癖や形態、鼻の病気などがあります。

口輪筋は口の周りを囲むようにある筋肉で、多くの表情筋に繋がっています。

 

ポカ~ンと口を開いていると、口の中が乾燥して前歯が茶色く着色してしまうことがあります。その他にも下記のような悪影響があります。

 

◎歯並び、姿勢が悪くなる

口呼吸では唇や頬の筋肉による外側からの圧力がかからないため、出っ歯や受け口などの原因になってしまうこともあります。また、あごが下がり、舌を前に突き出すようになるため、猫背を引き起こし姿勢が悪くなります。

 

◎いびき

口呼吸はいびきの原因にもなるため、熟睡できず疲労もなかなか取れなくなります。

 

◎むし歯・歯周病・口臭

口の中が乾燥するのでニオイの原因となる細菌が増え、口臭が強くなります。また、汚れを落とす唾液の分泌量が減り、むし歯や歯周病になりやすくなります。

 

◎ウイルス感染

鼻呼吸は鼻がフィルターの役目をしてウイルスの侵入を防いでくれますが、口呼吸はウイルスが体内に入りやすく、インフルエンザなどを起こすリスクが高くなります。

 

あさひ歯科・矯正歯科では、「口唇閉鎖不全症」を予防するために、日本小児歯科学会と松風が共同開発した口唇閉鎖力測定器「りっぷるくん」を採用しています。

「りっぷるとれーなー」を使用してご自宅でお子様が口輪筋を中心とした表情筋を鍛えるトレーニングをとりいれています。結果どれくらい閉鎖力がついたかを定期的に「りっぷるくん」で測ります。 

ホルダー部の大きさ比較

唇の内側に適度にフィットする設計になっています。

唇の内側に入るホルダー部も大きくなっていますので、口輪筋だけでなく周囲の表情筋なども鍛えることができます。

 

「りっぷるとれーなー」のトレーニング方法

①    奥歯を嚙み合わせ、リップルホルダーを歯に合わせて、上下の唇で挟みます。

②    唇を閉じて力を入れ、「1,2,3」とカウントする間、リップルホルダーが口からでないようにプルリングを引っ張ります。

③    数秒間、唇の力を抜いて下さい。

④    同じ位置で7~10回をワンセットとしてトレーニングを行って下さい。

⑤    りっぷるホルダーを歯にそわせたまま位置をかえて、左、右の方向で各1セットのトレーニングを行って下さい。

 

お子様の将来のためにも、お口ポカンが気になったら一度ご相談下さい。

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