歯の豆知識

2021年9月 3日
口の汚れが全身 の健康に与える影響

こんにちは。あさひ歯科の塩野谷です。

「お口の中をキレイにしておくに越したことはないけど、忙しいときはどうしても後回しになってしまう」という方、いらっしゃいませんか? 「だって、口の汚れで死ぬことはないでしょう?」と油断してはいけません。実は口の汚れと全身の健康には、驚くほど密接な関係があるのです。

 

◎歯周病は国民病?

 

口の汚れを放置しておくと、むし歯や歯周病になってしまうのはご存知の通りですが、特に年齢とともに増えてくるのが歯周病です。

歯周病は歯周病菌が歯肉に炎症を起こし、歯槽骨を溶かして、最後にはぐらぐらになった歯が抜けてしまう病気です。

よく「国民の8割が歯周病」と言われますが、その割合は中高年以降に大きく上昇します。

 

 

◎歯周病菌が全身を巡る?

 

口の中は繁殖しやすい場所ですから、衛生的に保っておかないと、歯周病菌も爆発的に増えてしまいます。

そして、この細菌は嫌気性の細菌であるため、歯肉に炎症を起こすだけでなく、歯肉の奥に逃げ込んでいき、血管を破って血流に入っていってしまいます。

 

 

◎全身疾患との関係

 

歯周病は、糖尿病の合併症としても知られています。糖尿病の人は歯周病になりやすく、一方、歯周病があると血糖コントロールが悪くなることがわかっています。

また、歯周病は、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めるとも指摘されています。歯周病菌が冠状動脈を冒すと、アテロームの形成が促されて動脈硬化が進んでしまうためです。歯周病を放置しておくと、こうした心疾患のリスクが高まると考えられています。

また、最近になって歯周病によってアルツハイマー型認知症の原因となるタンパク質が脳細胞に蓄積する速度を歯周病菌が促進するという研究結果も報告されています。

さらに、妊婦さんの場合は赤ちゃんが低体重児になる割合が高くなります。

 

 

◎もしかして歯周病?自己診断チェックリスト

 

★歯肉から出血することがある

0:出たことはない 1:歯を磨いたり、リンゴを食べたりしたときに出る 2:何もしなくても出る

★歯がぐらぐらしている

0:いいえ 1:最近動き始めた 2:ぐらぐらして物がかめない

★歯肉が腫れている

0:いいえ 1:今までに腫れたことがある 2:腫れて痛むことがよくある

★口臭が気になる

0:口臭はない 1:人から言われる 2:うみが出て口臭が自分でもわかる

★朝起きたとき口内がさっぱりしている

0:はい 2:ねばねばして不快感がある 2:あごが疲れたり、うみが出ていることがある

★歯と歯の間に食べ物がはさまる

0:いいえ 1:時々はさまる 2:よくはさまる

 

★各質問の点数を合計してください★

0点:健康 1~6点:歯周病進行中、治療が必要 7~12点:必ず治療を受けましょう

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