歯の豆知識
2020年3月 3日
インプラントができない場合
インプラント治療は、むし歯のようにすぐ治療を開始するわけではありません。
治療を始める前に、他の歯の病気などは治療しておく必要があります。また、外科手術を伴うため、思い糖尿病や肝臓・心臓疾患などの症状がある場合は、治療を見合わせることもあります。喫煙をされている方、歯周病にもかかわらず治療が済んでいないかたも、お断りしております。
治療を無事成功させるために、治療前に下記のような検査を行います。
◯全身疾患の有無、特に糖尿病や肝臓、心臓疾患
◯歯周病がコントロールされているかどうか
◯骨の量の確認
◯経済的、時間的成約など。特に、治療完了後にメインテナンスにお越しいただくことが可能かどうか
◯相対する歯の噛み合わせなど
◯欠損部位の歯ぐきの状態
◯顎の骨が極端に減っていないか
◯喫煙の有無
◯残っている歯の状態
◯局所的な問題(歯ぎしり、その他の咬合習癖など)の有無
◯審美的要求度
◯噛み合わせなど
まれに、インプラントが骨に結合しないケースがあります。
治療の段階により、次のような事が起こる可能性があります。
(埋め込み手術から上部構造制作の間)
◯インプラント体が動く場合:骨結合(オッセオインテグレーション)が起こっていない、又は時間がかかっている
◯患部が痛い、晴れ:インプラント周囲に炎症が起きている、又は上顎洞穿孔による炎症が起きている
◯しびれる:神経の損傷
◯使用不可能:埋め込み位置、方向の不良
(上部構造装着後)
◯インプラント周囲骨の吸収(動揺や痛みなどの症状が出ない事が多い)
◯動揺:オッセオインテグレーションがはずれた
◯動揺・脱落:インプラントの破損、又はネジの破損
◯噛めない、磨けない、審美的に良くない等
骨との結合が起こらなかったり、結合が外れた場合、そのインプラントは外さなければなりませんが、早期に処置を行えば、骨を失うこともなく再度インプラントの埋め込みが可能です。臨床上、一時的にインプラント周囲の骨が吸収される場合がありますが、早めに対応すれば十分解決出来ます。炎症なども早期に適切な処置を行えば、改善されます。
また、固定されて痛みや晴れがないからといって、必ずしも成功したと言うことではありません。定期的な検診で骨の吸収、はの噛み合わせのズレを調べる必要があります。
ご注意ください!
インプラントの種類、かぶせ、費用は個々の症例がことなるため、一律にご提示出来ません。正しい治療費や治療方針の把握は、詳しい状態を確認させていただいた上、ご説明させていただきます。
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