歯の豆知識
2019年10月25日
インプラント治療の流れ
インプラントはシンプルな治療ですが、術前の検査が大切だったり、何ヶ月か待ち時間が必要だったりします。
ここでは、すでに歯が無い部分にインプラントを埋入する場合の治療の流れをご案内します。歯や根っこが残っていて、それを抜歯してから埋入する場合は、別の処置が必要になります。
インプラントの外科処置には、1回法と2回法があります。
1回法、2回法それぞれにメリット、デメリットがありますが、ここでは2回法についてご説明します。1回法では②−④が1度に済む方法と考えていただいて良いと思います。
2回法は、一度インプラントが固まるのを待つ方法なので、顎の骨が痩せているかた、骨が柔らかいかた、審美性が求められる部位など、適応症例のすべてに対応出来ます。また、一度歯ぐきを閉じて治るのを待ちますので、感染のリスクを減らすことができるのと、インプラントと骨の結合も確実になります。一方、外科処置が2回になる、構造が複雑になる等のデメリットもあります。場合によっては2回法ですと料金が高いことがあります。
① 検査
CT検査で骨を調べます。なお、CT撮影のための装置が必要ですので、事前に型取りをして装置を作成しておき、装置を装着した状態でCT撮影を行います。
② インプラント埋入
麻酔をして、顎にインプラントを埋め込みます。(図の①)この時、インプラントにはキャップをして歯ぐきを縫い合わせ、インプラントを覆って固まるのを待ちます。
③ 次のステップまで時間があきますので、通常暫定的な入れ歯や仮歯を装着します。
④ 2次オペ
埋入から3ヶ月〜6ヶ月待ってから行います。麻酔をして、インプラントのキャプを取り外し、アパットメント(連結部品)を装着します。ここで、歯ぐきの上に出る状態になります。(図②)
⑤ 治りを待って、型取りをします。通常、型取りは2回必要です。1かい目の型取りを行ったあと、最終型取りのための装置を制作し、その装置で最終型取りを行います。
⑥ ここで、前歯など、審美性が求められる部位の時はインプラントの仮歯を入れます。通常はネジ止めです、
⑦ 仮歯で歯ぐきが落ち着いたら、再び型取りをします。型取りの装置はすでに出来ているので、それを使って一度型取りを行います。
⑧ かみ合わせをチェックして、上部構造とよばれる「歯」の部分を装着します。(図③)ネジ止めの場合とセメント固定の場合がありますが、いずれの方法も歯科医院では外して掃除や修理が出来るようになっています。
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