歯の豆知識
2014年10月 8日
歯周病の治療における再生療法
歯周病は、歯ぐきからの出血や腫れが典型的な症状ですが、実は歯ぐきの中の骨に問題が生じています。
歯を支えてくれている骨が痩せてしまうのです。
支えを失った歯歯グラグラしてきてしまし、放置すると抜けてしまいます。決して年齢によって歯が勝手に弱ったのではありません。
すでに歯周病で骨が破壊された場合、最近まで再生できる望みはほとんどありませんでした。
しかし1980年代以降、新しい研究の成果として失われた歯周組織をよみがえらせる再生治療が開発されました。
ここではその代表的な治療法として、エムドゲインによる治療を紹介します。
エムドゲインゲルは、エナメルマトリックスという、歯を作るときに重要なタンパクです。歯周外科手術の際に、手術部位にエムドゲインを塗布することにより、歯の発生過程に似た環境を再現します。
治療方法
歯肉の切開
歯の清掃
エムドゲインゲルを塗る
縫合
3週間ほどで糸をとります
その後、機能的な骨を取り戻すまでには、数ヶ月から1年程度かかります。その間、必ず定期的なクリーニングと検査が必要です。
痛くない、楽しく通える歯医者さん
あさひクリニック歯科では、歯周病の治療に力を入れています。
通常の保険診療に加えて、最新の治療にも対応しています。
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