勉強会レポート

2017年9月 3日
顎顔面矯正セミナーin名古屋

こんにちは。塩野谷です。

先日、8/25-8/26ですが、名古屋に行ってきました。

 

名古屋はリニアの停車駅になるので、鉄道リニア館があります。以前に行ったことがあるのですが、駅の至る所にポスターが貼ってありますので、また行きたくなるところを我慢して、顎顔面矯正のセミナーに参加してきました。

2年前に同じセミナーを受講してからこれで2回目、再受講でした。

 

2年前の当時、歯並びが悪くて矯正が必要になってしまった方をどのように治していくか、ということに一生懸命だったように思います。今回は再受講だけに、大筋は頭に入っていますから、内容はとてもわかり易かったです。

しかし、あらたな発見もありました。新たな発見というよりは、同じ内容のはずなのに、違った角度から捉えることが出来た感じかもしれません。

 

違った角度というのは、なるべく治療が必要にならないようにすることの重要性です。生まれたばかりの赤ちゃんの哺乳、離乳食、卒乳の各ステージで、注意しなければならないことがあるということがわかりました。

さらに、幼児期の食生活、生活習慣、姿勢や嗜好も関係してきます。そして、食べ方によって、顎の成長の具合や歯並び、喘息、アレルギーなどを予測することができます。

 

ここですべてをご紹介することは、ページの関係で難しいですが、ひとつ情報をご提供いたします。

 

まず、本来あかちゃんのおっぱいはできるだけ母乳が良いです。栄養的なお話はここでは置いておきますが、矯正的には「飲む」という動作が問題になってきます。おっぱいを吸う時には、唇、舌、歯ぐきがそれぞれ動きます。周囲の筋肉も使います。そこから顎の発達や噛む力につながっていきます。しかし、哺乳瓶では吸うことさえできれば飲めてしまうのです。

哺乳瓶でミルクをあげる場合は、おっぱいを飲む場合に近い運動が出来るニプル(
哺乳瓶の先)を選ぶことが大切です。オススメなのは、大塚製薬から出ている「ビーンスターク(BeanStalk)」という哺乳瓶だそうです。大塚製薬のホームページにも紹介されていますので、御覧ください。

http://www.otsuka.co.jp/bst/column/02/

 

ちなみに、おしゃぶりは上顎の成長を弱めてしまうので、やめたほうが良いです。そして、6ヶ月未満で離乳させてしまうと、おしゃぶりに移行し易いので注意が必要です。上顎の成長が弱いと、歯並びやかみ合わせに大きく影響します。さらに、1歳を大幅にすぎてからの離乳もよくありません。

ベビーフードもなるべく避けましょう。赤ちゃんは、24ヶ月(2歳まで)かけて、噛む&飲む力を獲得します。しかしその時期に、あまり噛まなくて良い食材を使ってしまうと、噛む力が育ちません。食べ物も、すりつぶすのではなく、細かくしてあげるのがポイントです。

 

さて、今回は再受講でしたので、強制的に席が後ろの方になってしまいました。

 IMG_0056.jpg

 

それでもサブのスクリーンがありましたので、良く見えました。そして、お隣に座った兵庫県の先生にもいろいろと情報をいただきました。参考にしていきたいと思います。

次回は9月23日--24日に名古屋の予定です。名古屋駅周辺は、どんどん変わっていくのもまた楽しみです。

 

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