歯の豆知識

2014年10月19日
知覚過敏

虫歯ではないのに歯が痛い、しみる、という症状が出ることがあります。

 

痛みやしみる症状は虫歯であることが多いですが、歯に問題がないのに虫歯に似た症状を示します。それが知覚過敏です。

もしかしたら既に、歯医者さんで「虫歯ではないから大丈夫ですよ」と言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

では、なぜ痛いのか、についてご説明します。それには歯の構造を見ていただく必要があります。

 プレゼンテーション1.jpg

歯の断面は、このようになっています

中心が神経、その周りを弱い「象牙質」が囲み、歯の上の方だけエナメル質でコーティングされています。

ですので、抜いた歯を見る機会があるとしたら、上半分は白いエナメル質、下半分は根っこにあたる象牙質が

見えるという具合です。

この象牙質ですが、顕微鏡レベルで拡大すると、実は神経に向かって無数の穴があいています。穴は神経まで直接到達しています。

 hypersensitivity1.jpg

本来は根っこにあたる象牙質は歯ぐきに隠れているので、穴が露出することはありません。しかし、さまざまな理由で歯ぐきが痩せてしまい、根の部分、つまり象牙質が見えてしまうと、穴がお口の中で露出します。この部分に刺激が伝わると、穴を通って神経に刺激が伝わり、しみる、痛いという症状を感じてしまいます。

では、なぜ歯ぐきがやせて、穴が露出してしまうのでしょうか。これにはいくつかの原因があります。

 

①歯磨きが強い  硬い歯ブラシでゴシゴシこすると、ちょっとずつ歯ぐきが痩せてしまうことがあります。

②歯周病  歯周病は歯と歯ぐきを痛める病気なので、かかってしまうと必ず歯ぐきが痩せます。

③噛む力  極端に同じ場所に力がかかりすぎていたり、  歯ぎしりで歯に負担がかかってしまうと、その周囲の歯ぐきが痩せてしまいます。

 

また、以上の①~③のほかに、歯ぐきが痩せていなくても知覚過敏の症状が出てしまうことがあります。

それは、虫歯の治療をした直後です。特に銀歯は、もともとのご自身の歯よりも温度を通しやすいです。金属の厚みがあるほど、神経近くまで金属に覆われていて、温度が神経に到達しやすいので、しみる症状は強く出ます。ただし、この症状はだんだん無くなることが普通です。

 

さて、知覚過敏にはどう対処したら良いでしょうか。

軽度の場合は、放っておいたとしてもだんだん症状は弱くなりますから心配ありません。

強く症状が出ている場合は、おさまるまでに時間がかかって辛いかもしれません。この場合は、知覚過敏用の薬を塗ることによって和らげることができます。

先ほど出てきた象牙質の穴を塞ぐ仕組みで、それによって刺激が神経に伝わりにくくなります。

このお薬は、歯科医院で直接塗るもので、即効性があります。

さらには、それに加えて、知覚過敏用の歯磨き粉も長く使うと効果があります。

 

 

注意しないといけないのは、虫歯なのか知覚過敏なのかの判断です。

症状はとてもよく似ているので、一度歯医者さんで確認してもらうことが大切です。

 

 

痛くない、楽しく通える歯医者さん

あさひクリニック歯科では、知覚過敏の処置に塗るお薬を使っています。保険適応です。

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