白い歯体験談
2017年11月 7日
セラミックインレー(白い詰め物)
今回は、白い歯の中でもセラミックインレーについてご説明します。
ご紹介する症例は、あさひクリニック歯科の2017年の症例です。
まず、インレーとは。
詰め物のことです。
歯に入れるものは、いわゆる「詰め物」と「被せ物」に分かれます。「詰め物」は部分的に人口のモノを入れます。「被せ物」は完全に歯を覆います。
その中の「詰め物」をインレーと呼びます。
さて、インレーには
・保険で作れる銀歯
・保険外の白いもの
・保険外のゴールドのもの
の3種類があります。
保険の銀歯の詰め物のメイン成分は銀です。その他、金や銅、パラジウムなどが混ざっています。
保険で作成するので、型取りから作成、装着までいっても、自己負担は数千円。金額は魅力的だと思います。
しかし、見た目が悪いことに加え、適合が良くありませんから、隙間から必ずまた虫歯になります。平均で5年で虫歯になると言われています。
虫歯になってしまうと、再治療が必要です。以前にもお伝えしましたが、同じ歯を6回治療すると、抜歯になる運命です。再治療はなるべく避けたいですよね。
「悪くなったらまた治せば良い」というのは、保険治療のメリットでもあり、回り回ってデメリットでもあるわけです。
さて、同じ金属製のインレーでも、「金」をメインにしている金属を使用すると、適合が断然良くなります。隙間が出来ないので、そこから細菌が入ってしまうことも防げます。そのため、再び虫歯になるというリスクを避けることが出来ます。
とは言え、きちんと磨くこと、メインテナンスを受けることは必要です。
歯に馴染み、適合も良いゴールド(金)のインレーですが、欠点は見た目が良くないことです。銀よりは、歯やほっぺたの色に馴染みますが、それでも金色ですので、目立ってしまいます。小臼歯など、見える位置の場合はあまりお勧めでは無いかもしれません。
最後に、セラミックインレーです。セラミックインレーも適合が良いのですが、更にそれを歯に装着させる時のセメントにも特徴が有ります。歯とセラミックを接着させるので、隙間が無く、虫歯になりにくいインレーを装着することが可能です。
色も白ですので、最も目立ちにくいインレーです。しかも、白の中にも黄色に近い色や、グレーがかった色など、幅が広いので、ご自身の周囲の歯の色にそろえて作ります。
お口を開けても、詰め物が入っている事は全くわかりません。
欠点は、切削量が少し多いので、知覚過敏になりやすいことです。歯の治療の後は、多かれ少なかれ知覚過敏症状が一時的に出ますが、セラミックインレーの場合は少し長く出ることが有ります。そのような場合は、少しでも早くおさまるように対処いたします。
さて、本日はこのセラミックインレーの症例をご紹介します。いずれもわからないくらい綺麗に詰めてあります。
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